アンティークカーペット

特別なこだわりを持って製作された(特に有名工房物)ペルシア絨毯は、一定年月を経て、なおかつコンディションの良い物だけがアンティーク絨毯と呼ばれています。コレクションや美術品、または投機目的で購入されるお客様もいらっしゃいますが、このようなアンティークの価値は、その時代のニーズによって変化していきます。

ペルシャ絨毯アンティーク
No.23594 カシャン産 209×138cm

20世紀中期(ダビルサナイエ工房作)

オリーブ色の糸杉に挟まれた2本の柱を結ぶメフラブから吊るされたランプと、その下のハジハノム文様風の花柄が、濃紺のフィールド上に見事にマッチした作品です。

 

ペルシャ絨毯アンティーク
No.25262 ケルマン産 235×137cm

20世紀初期

古い更紗のモチーフを原型に、存在感のある大きな糸杉と二組の向かい合った鳥のデザインが印象的な逸品です。尚、イラン テヘランの国立絨毯美術館に同じデザインの作品が展示されています。

 


ペルシャ絨毯アンティーク
No.15793 ケルマン産 220×147cm

20世紀初期

バルジャステと呼ばれる技法で織られた非常に珍しい作品です。平織りの部分をベースに、図柄の部分はパイル織り(絨毯)が施されています。

 

ペルシャ絨毯アンティーク
No.23605 カシャン産 205×135cm

20世紀後期

ペルシャの代表的なシャーアッバス・メダリオン・コーナーデザインですが、エスリムを全く取り入れず、花柄とパルメット文様だけでフィールドを埋め尽くした、重厚感のある作品です。

 


ペルシャ絨毯アンティーク
No.28154 ケルマン産 455×338cm

20世紀中「期

赤のカフサデ(無地の部分)が一際目を引く、代表的なケルマンデザインの作品です。

 

ペルシャ絨毯アンティーク
No.28155 カシャン産 348×272cm

20世紀初期(タフタンチアン工房作)

年月を経た草木染の絨毯でしか表せない、至極の色彩を持った逸品です。ウールはマンチェスターウールを使用しているため、ビロードの様な感触が味わえます。


No.27862 ガズビン産 407×313cm

20世紀中期

現在のガズビンではもはや製作されていない高品質の作品です。あめ色のような光沢のある色彩は、草木染と年月の証です。